タイムライン観賞

Mクライトン原作ということで期待しつつも、そういえば、まったく話題になってなかったようなと思いつつ。
結論としては、娯楽作品としては可というレベル。
映画と考えずに、火曜サスペンス劇場SPあたりのつくりととらえておけばいいのではないかと(むろん衣装やガジェットは映画レベルだけど)。
12世紀では人権なんて考え方は無く、さくっと人を殺害する描写が唯一目についたイカす点か。
地下道からフランス軍が突入する箇所で、机ごと箱にはいっていたメガネをふっ飛ばした描写は、何だったのかが映画を観終わっても不明でした。
主人公たちが地下道にはいる時には、同じ場所に置いておかないと私達が(これを後世に発見して)助けにこれないでしょ、みたいな事をいってたのに。
タイムパラドックスは完全に無視。
過去に起きた出来事は現在に反映される。
ヒロイン(過去も現在も)に魅力が乏しい、博士もいまひとつギャグメーカーになれてない、悪役が(過去も現在も)三流、主人公は過去に残ったあの人でしょ?、タイムトラベル装置がちゃちい、残り時間がもう無い! とかいう逼迫感が出てない。
等々ありますので、まぁ。