有意義に幸せを感じる

掃除続き。
使い慣れた、でも壊れている98用マウスが(ぉ、なぜか箱ごととってあったので廃棄。定価4980円って貼ってある……。
採り絵ちゃんとかハンディスキャナとか微妙なハードを廃棄。
初めてのDOSVマシン用2GのSCSI HDDとか、当時速さで名前を売っていたQuantomのFireBall7.4G HDDや、はじめて買ったIDE HDD4G等、おれPC歴史上の輝かしいHDD3台も廃棄。
どうみても動きそうも無いマイクや、3.5inchFDDクリーナー、さびついたプラスドライバー、PCのどこかに使われていたネジや金具、ガシャポンのフィギュアも廃棄。


捨てられないもの。
・PC98のCバス用8M RAMボード(メルコ製)。
MSX用16k RAMカートリッジ(SONY製)。
歴史的遺物。
MSXのほうは当時8000円もした(ちなみに使っていたMSXがNationalのCF-2000キングコングだったので、同じNational製のRAMカートリッジが欲しかったのだけど、こちらは9000円だったので泣く泣くSONY製を購入。お姉さんに訊いたらどっちも同じだって言ってたし)。
中学生のときに、なけなしのおこづかいをためて買った思い出の品なので、おいそれと捨てれないですよ……。
いまじゃ8000円もだせば128Mくらいは楽勝で買えることを考えると実に8000倍ものデフレさ加減。
まぁ小物なんで、こいつらは残しておいてもいいかな、と。
他にもi486DX2やら、数値演算プロセッサとかも保管してあったり(DMZ)。


本棚や棚を移動させたものの、その中は適当に小物とか本とかを置いてあるせいで、収納率は悪い。
今後は、整理整頓による収納率アップ。
ダンボールにラベルを貼らなかったので、もうすでに何がはいっているかわけわからなくなりつつ……。
必要なものと不必要なものの区別が、また区別がつかなくなってきたので、また心をいれかえて捨てないと。
自分は、思い入れのあるもの・お土産などの人からの貰い物・本、だいたいこの3つが捨てられないみたいだし。 


またもやマウスの電池切れ。
MITSUBISHI製のアルカリ電池(新品)に交換。
さて、こいつは何週間もつのかな。いまのとこ1ヶ月毎に交換してます。


空にする部屋にある本棚をほぼ全部、荷物部屋に移しました(一番でかくて重い書架だけは、運ぶのもめんどいし、引越しも前提にいれてそのままに)。
いま空にする部屋で片付けなければならないもので残っているのは、電化製品の空箱・ビデオテープ・本・売却用D人誌・売却用ハード&ソフト、洗濯物(ぉ。
まだまだ先は長い。
ビデオテープは全廃棄を検討中。
あぶない刑事はLDとか出てるし(テープが湿気で張り付いたままになってたりした)、捨てても最悪なんとかなるが、勝手にしやがれヘイブラザーはどう考えてもDVDとか出なさそうだし、再放送もしないので捨てれない。
振り返れば奴がいるは再放送したらDVDレコで保存できるから、それから捨てよう。
金田一も踊る大走査線(DVD出てるし)も廃棄、しかしお金がない! は再放送をDVDレコで保存するまで保管。
歴史物も政宗の総集編以外は捨てよう。
ガンダムWヒイロが自爆する所までは残して廃棄(ぉ。
初代もGも廃棄。Xは見てから廃棄(ぉ。
これでまた少し部屋が広くなる。


今週中にハード&ソフトをオクに出す準備をする。←無理でした。
こいつらが処分できれば、かなり空間があくのでかなり嬉しい。
その前に、TOWNS用キーボードを発掘せねば(紛失中)。


床屋はけっきょく、今週はいかず。


ようやく「華氏911」を観る。
アホでマヌケな〜、やボーリング・フォー・〜、など従来のムーア作品と比べると、明らかに娯楽性が下がっており、観ていて辛かった。
アメリカ文化にあまり関心の無い日本人が映画館で観たら、評価は最悪なんじゃないのかな?
もともとムーアの作品はNHK的な教養番組というよりは、エスプリ──アメリカンジョークを建前としつつ企業や国家の不正や犯罪を弾劾するという、楽しみつつ根深い問題を考えさせられる、教育の手本のようなつくりだったのだけど。


この作品、反戦映画ではなく反ブッシュ映画だ。
華氏911から垣間見るアメリカは、貧困・失業・荒廃であえぐ大多数の庶民だ。
支配者の利益のために息子を戦場に送らされている母親だ。
ハリウッドで見せられる、失恋した程度で不幸ぶるホワイトカラーなんてのが、いかに外向きにデコレートされたアメリカなのかってことだ。
そういった庶民を生産しているのがブッシュだとわかっているのに、ケリーが自国を守るのに頼りなさそうだ、という理由でブッシュに入れるアメリカの市民がいるのには驚かされる。
テロだ! テロだ! と自国を常に不安な状態に陥れてシビリアンコントロールしているという手法は映画の中で喝破されているのに関わらず、だ。
ムーアですらユーモアをまじえさすことができないよ、これでは。


さて、わが国を振り返ると、どうだろう。
かなり目を覆いたくなることが頻繁にニュースで流される(あるいは意図的に隠蔽されたニュースをネットで読む)。
そして、それに対して何一つできない日本人がいる。
ぼくらは政治的に何かをすることを右や左と呼んで、それはクールじゃないことと冷笑する。
平和が大事だとして、他国の言いがかりにもごめんなさいとあやまり、殺された人間より、自己の利益のために殺した人間を尊重してきた。
税金を食いつぶしても誰も弁償しなかった(無料であるはずの謝罪もなかったな)。
汚職をする人間を地元の利益のために当選させてきた。
つきあげをくらい課長を辞めても、部付という名前で再就職して甘い汁を吸うような人間も当選させたきた(あまつさえ、みそぎはすんだとか自分でいう)。
朝日新聞のような嘘を平気で撒き散らすメディアの存在をいまだに許している。


映画の中ではこうささやかれている。
支配に必要なものは無知と貧困である、と。
自分が無知で貧困にあえいでいることを自覚するようにしよう。